- 「3歩先のつくりかた」では一つの例として、「1歩先のつくりかた」と同じく、天井内に断熱材を敷き込む天井断熱の一般的な工法を紹介する。天井の仕様と施工手順は「1歩先」とまったく同様となる。
- 天井は、室内側から天井仕上げ材、断熱材とは別張りする防湿シート、天井下地材、グラスウールから成る。天井下地に敷き込む断熱材とは別張りする防湿シートが防湿層となる。
- 吊り木に当たるところの断熱材に切れ目を入れ、断熱材を隙間なく平らに敷き詰めること、外壁内と天井断熱材の間に空気の行き来が生じないように、天井下地を組む前に外壁の断熱材充塡、内装仕上げ材の張付けまでを先に施工することが重要となる。
- 床下の冷気（外気）が壁内を通って入り込んだり、室内の暖気が壁内を通って逃げたりしないように、間仕切り上部には必ず気流止めを施工する。（下記の「補足説明」を参照）
補足説明
- 天井の断熱材を施工する前に、野縁を組むラインに気流止めとして乾燥木材を留め付ける。
- 気流止めの上部にも断熱材を入れる。
- 最後に、天井の断熱材を敷き込み、野縁の下に断熱材とは別張りの防湿シートを施工し、石膏ボード等で押さえる。
この詳細図を
PDFでダウンロード
「施工ポイント」を見る
施工天井［天井断熱］
