設計:3歩先のつくりかた

「1歩先」からもう少し先の性能に対応するには、3層ガラスの窓を使用し、外壁に断熱材を付加して性能を上げることが有効です。冬期、暖房運転がない時間帯でも室温13℃を下回らない家づくりをめざしましょう(3~7地域)。

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■「3歩先」と「平成28年省エネルギー基準」の仕様を比較

「3歩先のつくりかた」相当
UA値 0.34 W/(㎡・K)
「平成28年省エネルギー基準」相当(5〜7地域)
UA値 0.87 W/(㎡・K)
天井 高性能グラスウール16K 200mm グラスウール10K 200mm
外壁 高性能グラスウール16K 100mm+押出法ポリスチレンフォーム保温板3種 30mm グラスウール16K 100mm
押出法ポリスチレンフォーム保温板3種 90mm 押出法ポリスチレンフォーム保温板3種 65mm
土間床など 押出法ポリスチレンフォーム保温板3種50mm 押出法ポリスチレンフォーム保温板3種 50mm
APW430
ダブルLow-Eトリプルガラス 日射遮蔽型 ニュートラル アルゴンガス入 樹脂スペーサー
(「1歩先」で使用するAPW330を採用する場合、外壁の付加断熱の厚さは90mmになります)
アルミ複層ガラス
(4mm以上10mm未満)
玄関ドア InnoBest D50(1.35)
樹脂複合枠仕様 採光付
ヴェナートD4(4.07)

■「3歩先のつくりかた」がめざす地域別UA値(W/(m²・K))※1

地域区分 1 2 3 4 5 6 7 8
平成28年省エネルギー基準
(2020年までに適合が義務化される予定の基準)
0.46 0.56 0.75 0.87
HEAT20※2が推奨する水準 G1※3 0.34 0.38 0.46 0.48 0.56
G2※3 0.28 0.34 0.46
「3歩先のつくりかた」の仕様がめざす水準に適合する地域
※1 UA値(外皮平均熱貫流率):住宅内部から外部に逃げる熱量を外皮全体で平均した値。
参考:省エネ関連法規・制度の概要
※2 HEAT20:研究者、住宅・建材生産者団体の有志で構成された「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会(HEAT20)」。
※3 G1・G2: HEAT20が提示している、「エネルギー」「環境の質」「コスト」がバランスよく調和した住宅を目指すための推奨水準。→G1、G2とはどのような水準ですか?
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