- 断熱材の入った外壁・窓・天井・床等によって囲まれた内部空間を、断熱空間という。
- 断熱空間と室外の熱の移動を少なくするために、外壁・床・天井に断熱材を充塡する。さらに室内の空気(湿気)が入り込まないように、断熱材に付属する防湿フィルムや別張りの防湿シート、つなぎ目を気密テープや木材で塞いだ合板によって防湿層をつくる。
- 「3歩先のつくりかた」では、外壁の構造用合板の室外側に板状の断熱材を付加する付加断熱工法としている。
- 付加断熱の場合は、壁内に水が入ると排出できないので、施工中に合板を濡らさないような工程管理をする。通気層からの雨水が入り込むことを防ぐために、断熱材のつなぎ目に防水気密テープを張り、断熱材表面を防水(止水)ラインとすることが重要となる。もし雨で濡れた場合は、乾かしてから断熱材の施工を行うこと。