設計 施工天井[天井断熱]
-
- 天井の下地を組む前に、外壁にグラスウールを充塡する。防湿フィルムの耳は桁に30mm以上重ねて留め、グラスウールがずり落ちないように、上から石膏ボード等で押さえて留め付ける。
- 下がり壁にグラスウールを充塡し、グラスウールに付属する防湿フィルムの耳を、胴差しや下地の見付け面に30mm以上重ねて留め付ける。→「外壁」の施工手順③を参照
- 2階の床合板と胴差しの取合い部に隙間ができないように、発泡ウレタンかコーキング材等でシール処理する。
-
- 野縁の上にグラスウールを載せ、下から別張りの防湿シートを野縁に留めていく。
- 下がり壁のグラスウールがずり落ちないように、上から石膏ボード等で押さえて留め付ける。
-
- 内部空間の天井下地を組む。
- 内部空間の天井には、防湿シートは不要。
-
- 天井全面に石膏ボード等の仕上げ材を張る。
- 天井断熱の場合、断熱層や防湿層の欠損を防ぐためにシーリング(直付け)式の照明器具の使用が望ましい。埋込み式の照明器具を使用する場合は、機器の選定、施工方法について各メーカーに確認すること。
- 天井点検口を設ける場合は、断熱材が付属した点検口を使用し、点検口の周囲と別張りの防湿シートを気密テープで張り合わせること。
-
- 天井に断熱材を敷き込む場合には、野縁受けと平行な方向に天井裏から断熱材を敷き込み、吊り木の部分には切れ目を入れるなどして、隙間が生じないようにする。
- 断熱材を2層にする場合は、上の断熱材と下の断熱材の方向が直交するように施工し、上側の断熱材の防湿フィルムは、はがすか穴をあけて湿気が通るようにしておく。