施工:1歩先のつくりかた

設計  施工
外壁

  • plan_1step_img01
  • plan_1step_img02

    • モデュールや柱間など、使用する部位の寸法に合った防湿フィルム付きのグラスウールを用意し、防湿フィルムを室内側に向けて施工する。
    • 防湿フィルムの耳を重ねることで連続した防湿層をつくるため、防湿フィルムの耳は四方に30mm以上確保しておくことが重要。

    const_pdf このイラストを
    PDF でダウンロード

    • 柱間にグラスウールを充塡し、防湿フィルムの耳を柱の見付け面に30mm以上重ね、200mmピッチ程度でタッカーを用いて留め付ける。
    • 防湿フィルムを留め付けた後に、石膏ボード等を張り、防湿層の連続性を確実なものにする。
    • 防湿フィルムを間柱の横に留め付けると防湿層が連続せず、室内の湿気が壁の中に入り込み内部結露の原因となったり、断熱材が均一に充塡されず断熱性能が低下したりすることになる。防湿フィルムの耳を柱の見付け面に重ねて留め付けることが重要。

    const_pdf このイラストを
    PDF でダウンロード

    • 外壁の断熱施工は天井の野縁を組む前に行うことが重要。
    • 壁の上部では、胴差し、または桁に防湿フィルムの耳を30mm以上重ねてタッカーで留め付ける。必ず石膏ボード等で上から押さえ付けて留めること。防湿フィルムを胴差しや桁に留め付けただけでは、後々、グラスウールがずり落ちて断熱欠損になる恐れがある。
    • 壁の下部は床合板(厚板合板)に防湿フィルムの耳を30mm以上重ね、上から床仕上げ材で留め付ける。

    const_pdf このイラストを
    PDF でダウンロード

    • 柱間や横架材に適したサイズのグラスウールがない場合は、適宜、グラスウールの長さや幅を切断して施工する。特に開口部まわりは調整する作業が多く発生する。
    • グラスウールに付属する防湿フィルムの耳を除いた、断熱部の寸法目安は以下の通り。
       高さ方向(階高程度)=内法h+上下各20mm程度
       幅方向=内法w+左右各5mm程度

    const_pdf このイラストを
    PDF でダウンロード

    • グラスウールに付属している防湿フィルムを筋かいに当たるところまではがし、グラスウールを筋かいの裏側に通すように充塡する。
    • 筋かいに重なるところのグラスウールを欠いて、グラスウールの表面と筋かいが同面になるようにする。
    • はがした防湿フィルムを被せ直し、間柱の見付け面にタッカーで留め付ける。
    • 防湿フィルムの耳は、上下に30mm以上出して床合板、胴差し、桁に留め付けること。→「外壁」の施工手順③参照

    const_pdf このイラストを
    PDF でダウンロード

    • 入隅部には、防湿フィルムを留め付けるための受け材を付けておくこと。
    • 受け材の見込み寸法が柱よりも小さいと、その部分が断熱欠損となるため、受け材の見込み寸法を柱と同じ寸法にすることが重要。

    const_pdf このイラストを
    PDF でダウンロード

    • 間仕切り壁の下地の施工を外周部の壁の施工よりも先行する場合は、防湿フィルムの耳をL字に折り曲げて、間仕切り壁の下地に留め付け、上から石膏ボード等を重ねて留め付ける。
    • 外周部の壁の施工を先行する場合は、間仕切り壁の部分にも防湿フィルム、石膏ボードを連続して張る。

    const_pdf このイラストを
    PDF でダウンロード

    • コンセントボックスやスイッチボックス等を外壁に設置する場合は、防湿フィルムの一部をはがしながらグラスウールを充塡する。気密コンセントボックス部分の防湿フィルムは切り取る。
    • コンセントボックスカバーのまわりや配線取合い部に隙間ができないようにグラスウールを充塡し、隙間にはグラスウールの端材を詰める。
    • 最後に、気密コンセントボックスの周囲の防湿フィルムを気密テープで留め付ける。
    • 配管等が外壁や床、天井を貫通する場合は、グラスウールの端材や発泡ウレタン等で隙間を埋めること。

    const_pdf このイラストを
    PDF でダウンロード

「1歩先のつくりかた」にもどるplan_arrow
Page Top