設計 施工床
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- 床組を剛床工法(根太レス工法)とし、大引き間にポリスチレンフォームを施工する。
- 規定の間隔に合わせて、土台や大引きにポリスチレンフォームを支えるための支持金物等を取り付け、大判のポリスチレンフォームを敷き込む。
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- ポリスチレンフォームがたわみ、床下の外気が室内に流入することがないように、床組の間隔とポリスチレンフォームのサイズを合わせて、床全面に隙間なく敷き込む。
- 階段下、床の間、押入れ、クロゼットの床にもポリスチレンフォームを忘れずに敷き込む。
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- 厚板合板を土台に掛けて留めることで、床下からの冷気の流入を止め、壁内結露を防ぐ。
- 床中央部の厚板合板は大引きのある部分で継ぎ、上から気密テープを張り、床下からの冷気の流入を防ぐ。
- 土台の端部は、柱間に厚板合板と同じ厚みの高さ調整材を入れ、壁の構造用合板面までフラットな床面をつくる。
- 間仕切りは床合板を張った上から施工する。
- 柱まわりの合板の隙間は床下の冷気の流入口となるため、コーキング材もしくは発泡ウレタンでシール処理する。室内の柱の周囲も忘れずにシール処理する。
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- 外周部にグラスウールを充塡し、防湿フィルムを柱の見付け面、床面に30mm以上重ねて留め付け、壁から床に連続した防湿層をつくる。
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- 2階の床合板(厚板合板)と柱の取合い部に隙間があると、室内の湿気が壁内に入り込んだり、外気が室内に入り込んだりするため、1階の天井を施工する前にコーキング材や発泡ウレタンでシール処理する。